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名古屋分室 通学型クラス「科学講座」(ろうそく作り)

2024年1月~2月の科学講座では、ナンキンハゼ(Triadica sebifera)という植物の種子から蝋成分を取り出し、ろうそく作りを行いました。他に、かぶれる植物で有名なウルシ科の種子からも蝋成分を取り出すことができますが、ナンキンハゼはトウダイグサ科であるため、かぶれるリスクが低く、比較的安心して作業することができます。

ナンキンハゼ(三重県で採集)

ナンキンハゼの種子(白い部分に蝋成分を含む)

作業としては、以下の方法を分担して行いました。

⓵種子表面の白色の蝋成分を含む部分をカッターナイフでそぎ落とす。

⓶種子をペンチで破砕し、乳鉢で細かくすりつぶす。

作業の様子

白い部分をカッターナイフでそぎ落とします

種皮だけを残して綺麗にそぎ落としました

 粉砕した種子をすりつぶしています

その後、これらを煮込んで冷やす作業を繰り返して純度の高い蝋を取り出し、ろうそく芯に蝋を浸み込ませた後、残りの蝋を型に流し込む予定だったのですが、ろうそく芯に浸み込ませただけで全ての蝋を使い切ってしまいました。小袋一杯に採集した種子からたったこれだけの蝋しか集められなかったため、とても貴重に感じました。

蝋を浸み込ませたろうそく芯

少しの間だけ燃えました…

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